【エルネア二次小説】一輪の花に一目惚れ

長らく投稿できず、申しわけありません。あずさだよ★
イグナシオ君とアカリナちゃんがどうやって出会ったのか、
その経緯を妄想したただの自己満小説です。
読みたい方はここからご覧下さい。
それではどうぞ。┏●

「行ってきます。」
そう言って家を後にした。
太陽がキラキラと光っていて、ポカポカと春の陽気に誘われる。
今日は休日だ。のんびり散歩でもしようと、山を降りて街に行く。
波止場や市場は既にワイワイと賑わっている。
さて、今日は何をしよう。
そう思っていると、後ろから声をかけられた。


「―――あ、あの……すみません……」


振り返ると、そこには。


黒色のキラキラした目、赤色のサラサラした髪。
スベスベな白い肌に、綺麗に整った輪郭。
そんな一輪の花のような旅人の女の子が、話しかけてきた。
「あの……ウィアラさんの酒場って何処にあるんでしょうか?」
彼女はそう言った。
俺は「酒場なら、こっちにありますんで、案内しますよ。」と
言った。すると、その子はパッと目を輝かせて
「いいんですか!?ありがとうございます!」
あぁ、とても癒される笑顔。
いつまでも見ていたいくらい可愛い笑顔だ。
「こっちですよ、付いてきてくださいね。」
「はい!分かりました!」
……
……
……
……
「ここが酒場ですよ。」
「ご迷惑をお掛けしました……本当にありがとうございます!
あ!そういえば、自己紹介がまだでしたよね。
私、アカリナ・クレメンスと申します。今年で7歳で、誕生日は14日です。ワ国から旅立ってきました。」
「いえいえ、いいんですよ。俺はイグナシオ・シュワルツと言います。
今年で11歳、誕生日は同じく14日。山岳兵団の山岳兵隊長です。」
「シュワルツさんですね!私、かなり年下なのに、案内して下さって
ありがとうございました!それでは、またどこかで!」
「ええ、またどこかで。」
そう言って彼女と別れた。アカリナ……か。綺麗でいい名前だ。
彼女はきっと長旅で疲れているだろうから、休ませてあげよう。
そう思い、俺は酒場を後にした―――。

翌日。なんとなく俺は、朝食を食べて彼女に会いに酒場に行ってみた。
依頼報告という理由もつけて。
ウィアラさんに依頼報告が終わると、ドアを開ける音が聞こえた。
お客だろうか。そう思い、入り口の方に目を向けると。

―――エルネアの国民服を纏い、赤い髪を後ろに結んだ彼女がいた。


「ウィアラさ〜ん!報告に来まし……あ!シュワルツさん!」
俺を見つけた瞬間、眩しい程の笑顔を俺に向けた。
やはり、すごく癒される笑顔だ。
「クレメンスさん……ですよね?エルネアの国民服を着ているという事は……この国に落ち着く事になったんですか?」
「はい!どうするか迷ってたんですけど、旅を終えてこの国に落ち着く事にしました。改めて、よろしくお願いします。」
どうやら彼女は帰化申請をしたらしい。
エルネア出身の俺には無縁だが。
でも、何故だろうか。彼女がこの国に落ち着く、と聞いて
俺は心底安心している。……まぁ、いいか。
きっと大した感情ではないから、いつかは分かるだろう。
「ええ、よろしくお願いします。……あの、クレメンスさん。」
「?何でしょう?」
「……もし良かったら、俺と友達になってくれませんか?」
自分でも凄く驚いている。今まで自分から友達になりたいなんて、
あまり言った事がないからだ。
その俺の言葉に彼女は、
「ええ、喜んで!じゃあこれから、シュワルツさんは私に対しては敬語じゃなくて良いですよ!」と快く受け入れてくれた。
とてもフレンドリーで、優しい子だ。
「ありがとう!今、凄く嬉しい気分だ。」
「シュワルツさんもですか?実は私も、とても嬉しい気分なんです!」と、照れくさそうな笑顔を向けられた瞬間。

何故か俺の胸が、ドキッとした。

その瞬間、俺はこの気持ちがなんなのか、すぐに分かった。


―――俺、この子に恋をしたんだ。



正直、一目見た時から恋をしてたんだと思う。
俗に言う、''一目惚れ''ってやつだ。
凄く癒される可愛くて明るい、優しい笑顔。
この笑顔に、きっと俺は惹かれたんだと思う。
俺にとっては、これが初恋だ。
「?シュワルツさん、どうかしましたか?」
「いや……なんでもないよ。そうだ、今から一緒に採取にでも行かない?」
「いいですよ!じゃあ行きましょうか!」



この気持ちを彼女に打ち明けるのは、まだ先になりそうだな。




いかがでしたか?いつこの2人は付き合うのか……見物です。
まだまだ妄想するので、見たい方いたら是非。

それでは、また別の投稿で会いましょう!

 ヾ('ω'⊂ )))Σ≡サラバ!!

くくり&あずさの誰得日記

日々のゲーム日記(マイクラ、エルネア王国etc.....)を交代で書いていきます。誰得?ってなりますのでご了承ください。/エルネア王国☞くくり:現在1代目エリナ・エイメ農場代表 あずさ:現在2代目ヴァディル・シュワルツ山岳兵団長''元''評議会議長

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